認知症は誰にでも起こり得る脳の病気や障害です。様々な原因から、脳の認知機能が低下し、脳神経が変性する事で、脳の一部が萎縮していく過程で発症する認知症を「アルツハイマー型認知症」と呼びます。「アルツハイマー型認知症」とは別に、次いで多いのが「血管性認知症」です。血管性認知症は、脳梗塞や脳出血などの脳血管障害によって発症します。


「認知症」は老化に伴う病気の一つとも言われていますが、「若年性認知症」といって、年齢や老化に関係なく発症することもあります。原因は様々で、脳細胞が死滅したり、脳の働きが衰えたりする事で、記憶・判断力の障害などが起こり、日常生活送ることが、とても困難になります。


初期症状は、うっかりした物忘れや、加齢による単なる物忘れのように感じる事が多いと言われています。しかし、だんだんと仕事や家事などいつも通りの行動の中で失敗が増え、コンセントの指し方が分からなくなったり、今自分が何をしようとしているのか分からなくなったり、話が通じず会話が困難になり、憂うつな気分になり、不安な気持ちが増え、無気力になったり幻覚を見たり、妄想が始まったりするそうです。


認知症は、糖尿病・高血圧・高脂血症にかかっている人のほうが発症しやすい傾向にあると言われ、共通点は、血管にダメージを与える病気だと言うことです。脳の血管が傷むことで、脳への栄養の供給や老廃物の回収が滞り発症に繋がっていくと言われています。


血行不良は、冷え性、肩こりや目の疲れなど身近な事から始まります。偏頭痛なども肩こりや目の疲れから来ることが多いので、首や肩周りが疲れると脳への血行が滞ってしまいます。


肩こりや首の疲れを感じる方は、普段からマッサージやヨガ・ストレッチなど身体を柔らかくしてあげる事が大切です。また、脳はストレスに弱く、過剰なストレスがかかると脳機能が低下し、さらに最悪の場合は、脳細胞が死滅してしまうそうです。


普段からストレス解消や、血行促進の為の運動や柔軟を行い、脳への刺激としてトレーニングを行うことが認知症への予防へと繋がっていくと思います。


疲れている人やストレスが溜まっている人、心が憔悴している人は、自分がそのような状態にある事に気づかない事が多いと思います。多くの方が疲れに気づかず、鞭打って自分を酷使し続けているように感じます。


家族のために仕事のために、頑張り続けなければならない事もあるとは思いますが、いつか取り返しのつかない状態になったり、大病を引き起こすかもしれません。


忙しい日々の中で、自分の時間を少しでも作ってみたり、好きな音楽を聴いたり、好きな映画を見たり、ほんの1呼吸の束の間でも自分を大切にしてあげてください。認知症の方への治療として、音楽療法が効果的だという研究結果もあります。思い出の曲を繰り返し聴くことにより、記憶が蘇るきっかけになったり、脳の喜びへと繋がるようです。


自分が好きなものを見たり聴いたり、好きな匂いを嗅いだり、肌触りのいいものに包まれたりするだけでも、脳は喜び心が晴れます。


普段何気なくテレビや動画を見ている間に、マッサージをしてみたりケアをする事が出来ます。1日の中でほんの少しだけ自分の身体に優しくしてあげる事で、大病の予防に繋がっていきます。身体に不調を感じる方は、是非リラックスの時間や、リラクゼーションの日を作ってみてくださいね。